広報・メディア掲載

フィンランドの教育コラム

第十一回:フィンランドの国語教科書4

フィンランドの国語教科書4 フィンランドの国語教科書は、多くの分野の専門家が携わり、制作されている。たとえば、現場で子どもたちと実際に触れ合う教師、国語教科の研究者、物語を書き下ろす作家、挿絵家などさまざまだ。現場の教師でもあり、現在フィンランドで使用されている国語教科書の制作にも携わったメルヴィ・バレ氏は、教科書の挿絵にかなりのこだわりを持っているという。
 子どもの心を掴むようなキャラクター、そのキャラクターを活かすための色彩。それはまるで絵本を見ているようでもあり、思わずページをめくりたくなる。こだわりぬかれた挿絵の数々は文中の内容がイメージしやすく、子どもの感性を育むうえで非常に重要な要素なのだと、メルヴィ・バレ氏は語る。
 さらにイメージを膨らませるために、メルヴィ・バレ氏は教科書の中のキャラクターでパペット(腹話術人形)を作った。教科書の中から飛び出したキャラクターが語りかけると、子どもたちは嬉しそうにその言葉に耳を傾ける。普段口数が少ない子どもが、このパペットとの会話で自分の意見を話せるようになることもあるのだそうだ。
教科書の内容を伝えるためには、子どもたちにいかに興味を持ってもらうかが大事になってくる。その点でも、親しみやすい挿絵で子どもの心を掴むことは、子どもの想像力や感性などを育むために一役かっているのだ。

>> 記事一覧へ戻る

  • 成美大学
  • 成美大学短期大学部
  • 福知山成美高等学校
  • 福知山女子高等学校
  • 成美大学 入試情報
  • 福知山成美高等学校 入試情報
  • 成美学園と地域とのつながり
  • 未来子ども育みプロジェクト活動